久々に遠出したからには、やはり温泉に行ってみたい。
駅近くのバス停から再び市営バスに乗って、三内温泉に向かう。
三内といえば世間的には遺跡で有名だ。
それで、何となく山奥にある温泉というイメージを抱いていたのだが、
15分くらいの乗車であっけなく着いてしまった。
建物の斜め後ろは、バイパスとおぼしき幹線道路が通っている。
さて、温泉。
脱衣場で既に臭いがしていたが、浴室の扉を開けた瞬間、
ガツンと叩かれたような、そんな感じの強い硫黄臭に襲われる。
登別や道東の川湯とは比べものにならないくらいの強烈さ。
お湯をちょっとなめると、かなりしょっぱい。
硫黄臭がする食塩泉とは、案外珍しいような気がする。
広い浴室の奥のほうでは、おじさんが数名、床に直接寝ころがっている。
どこかのブログか何かで、三内温泉にはトドがいると表現していたが、
確かにそんな感じがしないでもない。