私が生まれ育ったのは「胆振の萩野」だが、
道南にもうひとつ、「渡島の萩野」がある。
例によって、どんなところなのか、
先日の下北めぐりの際にふらっと立ち寄ってみた。
バスの車内放送は、はぎのの「ぎ」にアクセントがあった。
胆振の萩野は「は」にアクセントがあるので、ちょっと違和感。
辺りを見回すと、函館江差自動車道の盛土が視界を横切っている。
あとは郊外のだだっ広い平地を、4車線の大野新道がぶち抜くといった感じだが、
数年後に新幹線が新函館駅まで延びてきたら、すっかり風景も変わるのだろう。
バス停のすぐ裏手に、洋食屋さん。
これは当たりの店!と、旅人の長年の勘でぴーんとくる。
だがそろそろ、折り返しのバスがやってくる時刻となった。
他日を期す。