2002年2月1日に改正道路運送法が施行され、
乗合バスをめぐる法制度が大きく変わった。
その日、福島民報がこんなタイトルの「論説」を掲げたことが、
いまも強く印象に残っている。
乗らないバスは走らない
その法改正からまる4年になろうとしている。
北海道運輸局監修「数字でみる北海道の運輸」によれば、
いわゆる生活路線と称される乗合バス路線を維持するため、
国と北海道から、2004年度は合計20億円を超える補助金が
道内の関係バス事業者に交付されている。
こうした補助金がいつまでも続く保証はない。
福島民報の「論説」がまさしく言うとおり、
「乗客のいないバスは走らせようがない」
のだから。