JR札沼線の桑園・北海道医療大学間が電化される矢先に
北電が道民に節電要請をした。
「タイミングが悪い」などと半ば揶揄する某新聞記事には
不愉快な思いがするが、電化で燃料油消費量が減ることを
具体的に説明しないJRも歯がゆい。
(説明しているけど記事にならないのかもしれないが)
JRが節電するには、旧国鉄からの古い電車を
省エネの新型電車に早く置き換えることに加え、
使命を終えた閑散路線を廃止し地元バス輸送に
切り替えることが不可欠である。
非電化のローカル線といえど、駅や踏切の照明や
信号機や分岐器などで電気はそれなりに消費する。
その意味で敢えて言う。
災害で不通になった夕張支線をどうしてこうも
呆気なく復旧させてしまったのか?。
鉄道が本当に必要かを地元に考えさせる期間を
なぜ与えなかったのか?
こんなことを記すと、鉄道は文化であるとか、
鉄道の廃止は地域の衰退を加速させるとか、
いろいろ言う向きもあるだろう。
しかし、鉄道は大量高速輸送こそ使命であり、
地域や街の単なるシンボルとしてだけでは
電気をはじめエネルギーの無駄遣いでしかない。