小学生の頃にしょっちゅうお世話になった病院の看護士さんに、
母が先日偶然会ったという。
お名前を聞くと、よく注射を打ってもらったAさん。
スラッとした清楚で優しい看護士さん。
30年以上過ぎても、Aさんの面影がはっきり浮かぶ。
母いわく、Aさんはあの時の雰囲気そのままにお年を重ねて、
しかも私の消息を訊ねられたという。
母の言をまつまでもなく、有り難いことである。
小学生の頃、Aさんは30歳前後くらいであろうか。
母と私の中間の世代になるが、姉がいない私には、
Aさんはある種の憧れみたいな存在だった。
実家に帰ったら、ご挨拶に伺いたい。
美しく年を重ねていく人には、男女問わず憧れる。