この数年で路線バスの行先表示は、前後面・側面ともに
いわゆる方向幕からLED表示に一気に置き換わっている。
LED表示は低コストで機動的な対応ができるなどメリットが多いが、
特に側面表示が定型化されてしまい、本来の案内としての機能が
大ざっぱになってしまったのは否めない。
側面に経由表示板を付けたバスをたまに見かける。
これがあるだけで、ちょっと風格を感じる不思議。
もっとも、側面表示板の個別内容になるとつい一言言いたくなる。
写真の例では、「柳崎」は少し前までは熊石方面への乗換地点だったが、
ここは現在の乗換地点である「江差病院前」がふさわしい。
状況の変化に対応して手を入れる的確さが、バスや鉄道にも必要である。