昼に乗ったバスは、YOSAKOIソーランとやらのために、迂回運行であった。
極端な遠回りではないものの、バスの車内では運転手さんが肉声で何度も
この便は所定ルートを経由しないことをアナウンスしていた。
停留所に掲示されていた告知は、おそらくバスの営業所の担当さんが作成し、
停留所をひとつひとつまわって貼りだしたのであろう。
路線によっては単なる迂回ではなく、途中停留所での運行打ち切りや、
便そのものの運休もあるやに聞く。
市内の路線バス事業者にとっては、少なからぬ負担である。
もしかすると、YOSAKOIソーランとやらがあるがために、
いつも乗るバスが運行されない、余計に時間がかかるということで、
乗客が減るということもあるのかもしれない。
YOSAKOIソーランとやらの関係者は、こうした負担の発生に対して、
どのように感じているのだろう。
金銭補填をするべきだといきなり主張するつもりはないが、参加者や関係者は
こうした事業者への感謝と畏敬の念を、もっと示すべきではないのか。
いつもにはない、あえて言えば「余計な仕事」の積み重ねで、
この「祭り」とやらは成り立っているのである。