電車通りから2ブロック離れて並行する西17丁目通を経由し、
札幌駅と啓明ターミナルを結ぶ新しい路線バスが、今日から
運行を始めた。
路面電車は大通の西4丁目までしか行かないが、この路線バスは、
医大病院のまん前を通って札幌駅まで運んでくれる。
手許のパンフレットにも、「札幌駅がますます身近に」と謳っていて、
今の路面電車にはまねできないセールスポイントを強調している。
家からはいくらか離れているが、今日は少し早起きして、
記念すべき第1便を試し乗りしてみる。
少し歩けば路面電車の電停があるにもかかわらず、
どの停留所でも何人か乗り込んできて、いつのまにか、
車内の客は20人を超えた。
そしてその半分以上が、終点の札幌駅で降りていった。
帰りのバス乗り場を運転手に尋ねる人もいる。
それにしても、南14条から20分ほどで札幌駅に着くのは、
乗り換えなしということも加わって、気分的にとても楽である。
空調も軽く効いていて、この夏ほとんど蒸し風呂状態だった
路面電車とは、まさに雲泥の差と言わざるをえない。
運行初日の第1便で、これだけ利用があるとは思わなかった。
今のところは、1時間に1本あるかないかの便数しかないが、
恐らくそのうち、かなりの増便が実施されるとみた。
今後の展開が楽しみなバス路線である。