海外で日本語表記があると安心する反面、「?」「!」なこともある。
数年前に香港に行ったとき。
画像の品は注文しなかったが、「なきこ入り麺」とは何ぞやと頼んだら、
きのこ入り麺であった。
そのお店の名誉のためというと大袈裟だが、美味だった。
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日本や北海道を訪ねる外国人を見かけることが珍しくなくなった。
施設や交通機関などの外国語案内をどうするか、既に種々の議論がある。
4カ国語だとか、わからなくもないが、限られた範囲で情報量が増えれば、
文字表記は小さくてわかりにくく、音声放送は延々と続いて聞き逃す、
ということが起きかねない。
数少ない海外経験、乏しい語学力だが、香港は最低限の英語でなんとかなった。
ハワイは日本人観光客が多いが、普通の路線バスに乗ったら、車内放送が
極めてシンプル、
基本的に停留所名をボソッと言うだけという単純さであった。
あれもこれもしなくちゃではなく、最低限必要なことだけする割り切りが、
交通機関の案内に限らず、どのようなことでも必要な気がする。