この前の日曜日の大河ドラマ。
井浦新さん演じる崇徳院がよかった。
井浦さんは以前より崇徳院に強い関心があったとのこと。
歴史上の人物への深い畏敬を感じさせる熱演。
内面を実に丁寧に表現する俳優さんだ。
本放送に先立つ特別番組の制作に際し、宮内庁は崇徳院の陵墓を
井浦さんに特別公開するという粋な計らいをしてくれた。
それも今回の熱演につながったのではなかろうか。
崇徳院はともすれば怨霊伝説ばかりが強調されがちな感もあるが、
井浦さんの崇徳院はより人間的な、新しい側面を示したように思う。
NHK高松放送局の力の入れようもすごい。
崇徳院の配流先・坂出で井浦さんのトークショーを開いたり、
今年の大河は「崇徳院」と思わせるようなサイトを設けたり。
久しぶりに印象に残る大河ドラマを見た。