札幌都心から丘珠空港への連絡バスが、
今月いっぱいで運行を取りやめる。
バス停の掲示には「休止」とあった。
状況が変われば復活もあるということであろうが、
果たしてどうか。
11月から栄町駅~空港のシャトルバスに変わる。
便数も増えて便利、と言いたいのだろうが、
バス路線網の拠点性が低い栄町駅につなげて、
どれだけ効果があるか怪しい。
仮にシャトルバスをやるなら、栄町駅を経て、
麻生駅まで運行しないと無意味だろう。
最寄駅にバスをつなげてもうまくいかないことは
既に歴史が証明している。
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丘珠空港について言えば、北海道の基幹空港たる
新千歳空港の補完を担う気があるのか問いたい。
もしYESなら、丘珠のジェット化(滑走路延伸)等は
必須である。
災害などで新千歳空港が使えない時の代替機能を
今の丘珠に求めるのは無理である。
様々な話を聞いていると、札幌市長は丘珠空港の
ジェット化は否定的である。
一つの判断だが、しからば丘珠空港の位置付けを
どうするのか。
今のままでは中途半端、いずれジリ貧であろう。
今回の都心連絡バス「休止」は、大げさかもしれぬが、
丘珠空港の「終わりの始まり」になるかもしれない。