釧路公立大の学生たちが、災害の一時避難所として
路線バスを活用することを発案し、実際に車両を用いた
模擬実験を行った、という新聞記事があった。
彼らは無線と暖房装置がバスに搭載されていることに着目、
市役所の関係者も関心を寄せているという。
数年前、岩見沢の駅舎が漏電で全焼したときに、
急遽、JRバスの予備車両を駅前広場に横付けし、
待合室代わりに使ったことがあった。
暮れも押し迫った、真冬の寒い日のことで、
バスの暖房が、大いに役立ったと聞いた。
学生たちがこの「故事」を知っていたかはわからないが、
これもひとつの、バスの新しい使い方、なのかもしれない。