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タクシー愚考

ある朝、家の前で見たタクシーの後部ガラスには、
地元ハイヤー協会を激しく糾弾するステッカーが
大きく貼られていた。


この車を営業する新規参入者は、運賃などを巡って
協会に加盟する既存事業者と激しい摩擦を起こし、
訴訟にまで至っている。


札幌はタクシーの供給過剰地域とされている。
Webによると、協会加盟社の2010年度の実車率は
30%に満たないらしい。


稼動中の7割が客待ちか流しでは事業としてかなり厳しい。
現に中堅の1社が最近自己破産を申請した。





一方、札幌から数十kmも離れてない月形や浦臼は、
数年前に町内唯一のタクシー会社が廃棄し、つい
一昨年か昨年までタクシー空白地帯であった。


月形のタクシー復活過程では、役場の運輸局への働きかけと、
最低営業台数を5台から2台に引下げた運輸局の特認があった。


規制の見直しと人口の札幌一極集中がもたらした結果といえば
それまでだが、それにしてもやりきれないミスマッチである。





札幌でタクシー供給過剰状態が続くのは、深夜のすすきので
空車を求めて利用客が長蛇の列を作ったバブル期の繁栄から、
業界が感覚的に完全に抜け切れていないのが一因と愚考する。


一方で数年前の白石のバス廃止撤回騒ぎに象徴されるように、
札幌のバス業界は現在のバス路線網を全て自力で維持するのが
困難な状況に陥っている。


そこで極端な提案。

バスはまとまった利用がある幹線輸送に特化し高頻度運行。
毎時1便も確保できない不採算路線は、乗合タクシーで代替。
これくらい思い切った再編をしてはどうだろうか?


過日、タクシー業界関係者に少しだけ話を伺ったが、
市内にはジャンボタクシーが10台以上はあるそうだ。

例えば町内会組織とジャンボタクシー会社が契約し、
幹線バスに接続して集落への足を確保するという案も
もっと検討されて良いと思う。

様々な工夫は必要だが、地域の足が安定的かつ低コストで確保され、
タクシーの稼働率も間違いなくアップするはずだ。

※ジャンボタクシーでなくても、普通車の複数台運行でもよい。


バスの分野にタクシーはもっと侵略してよいのではないか。


特に札幌は積雪地であることを充分念頭に置く必要がある。
バス路線を絞り込むことは、除雪を念入りに行う道路を
絞り込むことにもつながる。


札幌市の除雪方針はバス路線道路を優先という考えらしい。
が、1年通してバスに乗る者としては、現状はその方針通りに
なっているとはとても感じられない。





そういう話をもっとたくさんしたい今日この頃である。
by Hagino-Iburi | 2011-09-21 07:57 | 交通考
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